Get External Data 機能を使用する際には、以下のタスクを実行します。
外部データソースの定義
Get External Data (外部データ取得) 機能は DSN (データソース名, Data Source Name) および UDL (ユニバーサルデータリンク, Universal Data Link) オプションを利用することで、広範囲の外部データソースをサポートします。OLEDB または ODBC ドライバーで、SQL Serverや Oracle から MySQL や DB2 まで、さまざまな市販データベースシステムを含むデータソースを使用できます。基本的な要件は、SQL文を使用してアクセスできるテーブルを持つデータであることです。
最も一般的なデータソースのひとつに Excel スプレッドシートがあります。スプレッドシートは本当の意味でのデータベースではないため、Excel スプレッドシートをデータソースとして使用する場合は特に注意すべきことがあります。
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データは空白行や空白列がないように連続したデータにしてください。
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フィールド名を含むヘッダー行が 1行必要です。
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フィールド名は英数字にしてください。
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テーブルには SQL文で使用するための名前を付けてください。
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1つの列に数字と文字が混在している場合、SQL文は予期しない値を返します。これは、データの最初の数行が列のコンテンツ決定に使用されるためです。たとえば、最初の10行に数字が含まれる場合、すべての列が数字を含むものとして扱われます。この場合、ソフトウェアはゼロまたはブランクとして文字を返すことになります。
GED 設定ファイルの調整
GED 設定ファイルの調整は以下に関係します:
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GEDソリューションに関連する各要素の具体的な手順を定義します。
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外部データベースのデータと現在の POD ファイルの属性とのマッピングを定義します。たとえば、ある特定のコンポーネントのマッピングの定義ができ、また、フィルタを作成して特定のコンポーネントを GEDソリューションの対象外とすることができます。
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設定ファイルのフォーマットおよび構造については、GED 設定ファイル を参照してください。
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GED .xml ファイルの作成方法の例については、ベストプラクティス を参照してください。
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サンプルの GED 設定ファイル PGP_GED.xml は標準インストールされています。デフォルトの CADWorx Plant インストールでは、このファイルは [製品フォルダ]:\Isogen\I-Configure\I-Configure\Tutorial Data フォルダーにインストールされます。
POD Graphics Processor 設定ファイルの調整
GED 機能を実行するには、POD Graphics Processor 設定ファイルの GET-EXTERNAL-DATA エレメントで GED 設定ファイルを参照するようにします。これにより、図面生成後に POD Graphics Processor を実行すると GED スクリプトを実行できるようになります。
Isogen POD Processor の設定
POD Graphics Processor を使用するには、Isogen Configuration のアクティブなスタイルでユーティリティを参照し、POD Graphics Processor .xml 設定ファイルの場所を指定する必要があります。詳細は、POD Graphics Processor User's Guide の Configure the Isogen POD Processor を参照してください。このドキュメントは [製品フォルダ]\Isogen\I-Configure\POD Graphics Processor フォルダーにインストールされます。
GED ログファイルの表示
ソフトウェアは GED 処理の結果をログファイルに書き込みます。このログファイルには、GED 処理中にソフトウェアが出力したすべてのメッセージが書き込まれます。ソフトウェアは、GED機能の各呼び出しの開始時に現在のユーザーとマシンおよび各データベースクエリーの実行時間をログに記録します。 POD Graphics Processor .xml 設定ファイルの GET-EXTERNAL-DATA エレメントにある LogFile 属性でログファイルの場所を指定します。
詳細は、POD Graphics Processor User's Guide の GET-EXTERNAL-DATA element を参照してください。