Get External Data (外部データ取得) 機能の使用 - CADWorx - ヘルプ

CADWorx Plant

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日本語
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CADWorx
Subproduct
Plant
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ヘルプ
Isogen Version
13.0(2016)
Smart Isometrics Version
8
Spoolgen Version
10
CADWorx Version
22
CADWorx Structure Version
21

Get External Data (外部データ取得) (GED) 機能は、スプレッドシートやデータベースにあるデータを使用して Piping Object Data (POD) ファイルの配管ラインおよびコンポーネントの属性やプロパティを設定できるものです。以下に Excel フォーマットのラインリストの例を示します。ラインリストにはアイソメ図に出力するデータの範囲が含まれます:

LINE-REF

PROJECT

AREA

PID FROM

PID TO

PAINT CODE

SG-T1

RM100

DISTILLATION

300-020

300-033

P12

SG-T2

RM100

DISTILLATION

300-021

300-034

P15

SG-T3

RM100

COOLING WATER

300-022

300-035

P20

SG-T3

RM100

DISTILLATION

300-023

300-036

P25

GED 機能を使用することで、以下のことが可能になります:

  • この例で使用しているスプレッドシートのような外部データソースへの接続を確立します。

  • 外部データソースの情報を POD にリンクする方法を指定します。例示のラインリストを使用すると、POD ファイルの PIPELINE-REFERENCE 属性を利用してスプレッドシートの該当行を見つけることができます。たとえば、一致する値を持つ LINE-REF 列がある行を見つけることができます。

  • スプレッドシート内のデータと POD ファイルの属性とのマッピングを指定します。同じ例示のラインリストを使用して、PROJECT 列の値をPOD ファイルの PROJECT-IDENTIFIER 属性にマッピングできます。

属性を設定した後、標準の Isogen 機能を利用して図面に値を出力したり、レポートに値を出力します。

マッピングの仕組み

下記の例では、現在開いている POD ファイル (SG-T1.POD) の配管ライン属性情報を示しています。

マッピングの仕組みを説明するために例示の Excel 形式ラインリストにあるデータ範囲を確認します。

External Piping Data

スプレッドシートのデータを SG-T1.POD にインポートするには、GED 設定ファイルの PIPELINE エレメントセクションに以下を定義してください:

  • 外部データソースのパス

  • クエリーを定義する SQL

  • スプレッドシートのデータを POD ファイルの適切な配管ライン属性に 1対1 でマッピング

設定後 GED 設定ファイルの PIPELINE エレメントセクションは以下のようになります:

1 - <XLS> タグ

外部データソースへのパスを定義します。上記例では、Excel ファイル GetExternalData.xls が外部データソースとして定義されています。

2 - <SQL> タグ

Get External Data 機能 を実行したときにソフトウェアが実行するクエリーを定義します。例では、SQL クエリーは現在の POD ファイル (SG-T1.POD) の PIPELINE-REFERENCE 属性値と一致する外部データソースの LINE-REF 列の値を探すように指示しています。

SELECT * FROM PIPELINES WHERE [LINE-REF] = '$P.PIPELINE-REFERENCE$'

ソフトウェアがクエリーを実行すると、LINE-REF 列の A2 セルの値 (SG-T1) が POD ファイルの PIPELINE-REFERENCE (SG-T1) と一致することを見つけます。ソフトウェアは <EXTERNAL-MAP> タグに定義されている配管ライン属性を適用します。

3 - <EXTERNAL-MAP> タグ

スプレッドシートのデータを POD ファイルの属性とどのようにマッピングするかを指定します。例示の設定ファイルの <EXTERNAL-MAP> セクションで示すように Name は設定される POD 属性であり、ExternalName は新しい値を含む外部データソースのフィールド名です。POD ファイルの配管ライン属性は下表に示すようにマッピングされています:

配管ライン属性名

元の属性値

外部データソースにマッピングされた
新しい属性値

PROJECT-IDENTIFIER

P-500

RM100

AREA

AR-1

Distillation

PIPELINE-TEMP

未定義

100

PAINTING-SPEC

PNT-1

P-12

MISC-SPEC1

未定義

300-020

MISC-SPEC2

未定義

300-033

Get External Data 機能を実行すると、ソフトウェアは GED .xml 設定ファイルで指定されたとおりに属性値を更新します。

関連項目

GED データフロー

共通タスク